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2019.05.14 会長の時間
大分ロータリークラブ 仲村会長

さて、令和という新しい元号の元、初めての例会となりました。先月の4月1日に菅官房長官が令和と読み上げ万葉集を出典とし、人々が美しく心を寄せ合いその中で文化が生まれ育つと言う意味を説明しましたが、令和に込められた悠久の歴史と薫り高き文化、四季折々の美しい自然やこの様な日本の国柄を次の時代にしっかりと引き継ぎたいです。

世間はカウントダウンのイベントなど祝賀ムード一色で、その日を記念日として婚姻届や結婚式などを行っていました。30年前の1月7日天皇崩御の時の自粛ムードはどうだったかと振り返ればテレビからはCMをなくし歌番組、ドラマ、クイズ番組も姿を消した為、レンタルビデオ店が繁盛しました。プロ野球も優勝チームのビールかけまで中止、職場も宴会などもってのほかと、とにかく祝賀行事はなく暗いムードでした。それを考えればこの様な元号の引き継ぎは有りなのでしょうか?

皆さんは連休をどの様に過ごしましたか。家族旅行、ゴルフに釣り、山登りや、家での読書などと様々でしたでしょうが、上手く休日を過ごされたと思います。私も前半は2泊3日の伊豆、箱根の旅行と、後半は仕事とゴルフ、5月5日には国際ロータリー第2720地区ローターアクト、ロータリー家族清掃活動の参加もありあっという間の連休でした。家族清掃活動に参加頂きました会員の皆様お疲れ様でした。

さて、4月29日夜のテレビ番組『1番だけが知っている』~北村弁護士が語る平成最後の泣ける裁判の放送を観られたでしょうか?我がロータリークラブの会員でもあります徳田会員のハンセン病患者と国との闘いを特集していました。この裁判は蟻が象を倒したと言われる伝説の裁判で、象は当時の小泉政権でした。感染力は極めて弱いのにも関わらずに当時のハンセン病患者は国によって隔離されていました。アメリカでは昭和18年には特効薬が開発され治る病気とされていたにもかかわらず、平成元年には日本で約6,700人の患者が隔離され、放置され報道されることもなく一般人は知らない状態でした。その話を聞いた徳田弁護士は法律が間違っているとの事から国家賠償請求を決意、弁護団を結成して137人の弁護士が立ち上がり「らい予防法」の違憲と国の賠償と謝罪を求めました。隔離されている事から、患者は親族の死以外は外出できない、父の死に目にも会えず亡くなったと知ったのは7回忌の時、又脱走して逃げた患者を役人が執拗に追いかけて捕まえるなど、平成の時代にこの様な事があっていた事が衝撃的でした。地方裁判所の判決は「らい予防法」は違憲と判断されました。国から控訴されれば裁判は長引き患者は高齢の為時間がなく、控訴をしないで欲しいと徳田弁護士は野仲広務元幹事長と当時の坂口力厚生労働大臣に患者の話を聞いて欲しいと面会を求め、それを実現させました。患者のその話を聞いた坂口元厚生労働大臣は涙していたと言われています。坂口元厚生労働大臣を味方につけるも一審が終わり控訴までの時間がなくなる中、残る手段は小泉首相への直談判だと判断し徳田弁護士は面談を直訴したが受け入れられませんでした。又、100名のハンセン病患者が官邸に集まるも会ってもらえませんでした。この危機的状況を覆したのは坂口元厚生労働大臣でした。自ら辞表を持ち小泉首相を説得しようとしました。そして坂口元厚生労働大臣の考えが厚生労働省の考えと伝え控訴残念の意思を伝えました。それから小泉首相がハンセン病患者との面談を受け入れ実現、その日は国が控訴できる期限2日前の事でした。その後、小泉首相は坂口厚生労働大臣と森山法務大臣を官邸に呼び意思確認を行い1人部屋を出て記者団の前で控訴断念を発表しました。小泉首相の会見後、徳田弁護士は1人で泣いていたと言います。原告団の記者会見の場にはこの晴れ舞台に弁護士が表に出るものではないとの事から会見は原告団のみで行われました。裁判から18年、74歳になった徳田弁護士はまだ残るハンセン病患者を救う活動をしています。徳田弁護士は証言台に立ってくれる人を求め全国の療養所を周ったと言われています。裁判となれば顔が出てしまうとの事から躊躇する人達に1人1人に向い話し合って13人だった原告を589人まで増やし裁判に向いました。過去、国が法律の間違いを認め控訴しなかった例はなく、それを覆し勝利しました。この番組を観て本当に大分ロータリークラブに入会して良かったと誇らしく思いました。又、入会し11年になりますが2度ほどしか会えてない事が残念です。


【NHK・Eテレにて徳田会員が出演される放送のご案内】
◎5月18日(日) 午後1時から2時まで
 こころの時代 ~宗教・人生~「あきらめないハンセン病差別にあらがって」(再放送)
 
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